バレエを習ってみたものの、難しくてなかなか上達しない・・・と悩んでいる方もいますよね。
舞台で輝くプロのバレエダンサーは、小さな頃から厳しいレッスンをずっと続けています。
まず大前提として、バレエって難しいんですよね。
ですが、大人のバレエ初心者でもレベル1からスタートして、レベル2、3と積み上げていくことはできます!
この記事では大人のバレエ初心者さん向けに、上達するコツを3つ紹介します。
初心者向け バレエ上達のコツ
- レッスンではまとめ髪にする
- すぐに直せる注意から直す
- 家でストレッチする
バレエ歴20年以上の私、レッサーが長いバレエ人生の中で見つけたコツです。
すぐに取り入れられる簡単なことばかりなので、ぜひお試しください。
では、さっそく3つのコツの詳細をみていきましょう!
レッスンではまとめ髪にする
そんなことか~と思うかも知れませんが、これってけっこう大事なんですよ。
まずは、基本のシニヨンを紹介します。
シニヨン、お団子とも言う、Theバレエな髪型です。
ポニーテールにできる長さがある方は、シニヨンをおすすめします。
前髪が長い場合はピンでとめましょう。
髪が短い方は、できる範囲ですっきりとまとめればOKです。
ぎりぎり結べたら、ゴムで結ぶ。
ショートボブだったら、サイドをピンでとめるなど。
まとめ髪にするメリット
レッスンに集中できる
例えば前髪が長かったり、ロングヘアーのポニーテールだったら
バーで体を前に倒すと髪も一緒にパラッ、回転すればいちいち乱れる・・・
乱れた髪を気にしていたら、レッスンに集中できません
髪が乱れないようにまとめ髪でレッスンしましょう!
首の位置が正しいか確認しやすい
まとめ髪にすると首筋がよく見えます。
鏡で横から自分の姿勢を見てみると「あれ、首が前に出てる!?」なんていうことも。
首をすっきり出して、正しい姿勢になっているか確認しましょう。
プロのバレリーナじゃなくても、首回りが美しいとハッとしませんか?
わかりやすいのが、街で見かけるシニヨンのバレエ少女です。
電車に乗っている小学生の女の子、首がスッと伸びていてとっても綺麗!
肩は下がって、首回りの空間が普通の子より広く感じます。
そんな子を見ると、これはかなりバレエ上手いわねって思います。
例え椅子に座っていても、目を引く美しさです。
バレエらしさはスッと伸びた首にあり!
基本のシニヨンの作り方
バレエの発表会でもする基本のシニヨンの作り方を紹介します。
発表会ではジェルやスプレーを使って後れ毛ゼロにしますが、レッスンではそこまできっちりしなくても大丈夫です。
使うもの
- ブラシ
- ヘアゴム
- ヘアーネット
- ピン
シニヨン用のヘアーネットはこちら
これがあると楽に髪がまとまりますよ!
シニヨンを作る手順は
- ポニーテールにする
- ポニーテールをヘアーネットに入れる
- ピンでお団子のまわりをとめる
動画で見るとわかりやすいです!
バレエショップ サヨリ YouTubeより
シニヨンにするのは何か照れる!? を解決
バレエ界ではシニヨンにするのは身だしなみです。
ほとんどのバレエ教室の子供クラスでは、髪型はシニヨンと決まっています。
大人の場合はポニーテールなどある程度まとめてあればOKな教室が多いけれど、本当はシニヨンにするのが望ましいです。
はじめからきちんとした髪型でレッスンを受けると、熱心さが先生に伝わりますよ。
基本のシニヨンの他に、アレンジしたまとめ髪もあります!
きっちりシニヨンは、行き帰りの服から浮きそう・・・という方にもおすすめのアレンジです。
ヘアーネットを使わない時短シニヨン ↓
アヤコ・バレエ・クルール YouTubeより
三つ編みアレンジ ↓
これは可愛い~!
MIZUKA YouTubeより
すぐに直せる注意から直す
続いては、レッスン中の先生からの注意についてです。
でも大丈夫!
注意を直すコツがあるんだよ
先生からの注意には、今後じっくり取り組んで直す長期戦のものと、その場ですぐに直せるものがあります。
例えば、
「内股になってるから、脚は外に開いて使いましょう」
これは、じっくりレッスンを重ねて徐々にできるようになってくる長期戦型です。
すぐに内股が直るわけではありませんよね。
長期戦の注意はできるまでに時間がかかるけれど、すぐに結果が出せる注意もあります!
「その場で直せる注意」です。
上の図のように、アラベスクの手が高いよ!と注意された場合、手を下げればOKです。
簡単に直せるのに、見た目の綺麗さは大分変ります!
初心者さんが上達するには、その場で直せる注意をしっかり直すことが大切です。
アラベスクの手が高い例なら、すぐに手を下げる。
そして、注意を覚えておいて、次のレッスンでは手が高くならないようにする。
これを続けていれば、早い段階で正しい手の高さが身に付きますよ!
子供のバレエは、レッスンしていれば体の成長とともに上達する部分もある程度はあります。
でも、大人はそうはいかないもの・・・
頭で考えて、先生からの注意を素直に直していく人が上手くなります。
その場で直せる注意をしっかり直していけば、先生が「注意したことができるようになったね」と、また新しい注意をくれてさらに上達しますよ
家でストレッチする
バレエと言えば優れた柔軟性!
体が柔らかい方が滑らかに踊れます。
ですが、大人は長年のデスクワークなどで体がこり固まっていることも多いです。
家でも座ってることが多いかも
上記のような体の状態だと、マイナスからのスタートになってしまいます。
マイナスからのスタートの場合、レッスンに行ったときは体がほぐれますが、一時的なものです。
レッスン回数が週に1、2回とすると、バレエをしていない時間の方が圧倒的に長いので、家でのストレッチが上達のポイント!
バレエは動きの正しい形があって、そこに近付けていくこと=上達です。
インスタなどでプロのバレエダンサーのストレッチ動画を見ると、びっくりするレベルの可動域!
もちろん、趣味の大人バレエでは超人的な可動域は目指しませんが、正しいバレエの動きに近付けるためには柔軟性が必要です。
・体のこりや歪みが少ないフラットな状態
・初心者クラスでする動きが、つまり感や痛みがなく動かせる
こつこつ ストレッチを続ければ体が変る!
私にとって、家でストレッチを続ける効果はかなりありました。
具体的には、
バーレッスンでの横から見た立ち姿がだいぶ良くなった
アラベスクの背中のラインが伸びやかになった
この2つは自信を持って良くなった!と言えます。
体のラインの変化は鏡で見てわかるため、自分で上達を実感できます。
姿勢が良くなると、バレエ以外の知り合いから褒められる回数も増えましたよ!
大人からバレエを始めて、すごく体が柔らかくなった方についての記事もあります↓
こちらも合わせてどうぞ!
https://l-balletblog.com/stretch/
どんなストレッチをすればいいのか
初心者クラスでは、みんなでストレッチをする時間がある教室が多いですよね。
クラスで習ったストレッチを家でもするのが効果的!
ストレッチの本などでもいいですが、けっこう強度が高いものも。
難しい内容だと正しくできなかったり、続かなかったりするので、普段のレッスンでしているストレッチの方が無理なくできます。
こちらの動画もお風呂上がりに10分で手軽にできておすすめです。
股関節や肩甲骨をほぐしてコンディションを整えるストレッチ↓
SAKIバレエトレーニング YouTubeより
ストレッチをするときは、無理に反動をつけたり、痛みを感じるほどの強度はNG!
ケガをする危険性があります。
リラックスして、体の伸びを感じましょう。
あせらずに、少しずつでも毎日続けることが大切です。
初心者向け【上達する3つのコツ】まとめ
大人のバレエ初心者さんが上達するための3つのコツは、
その1 レッスンではまとめ髪にする
まとめ髪にするメリット
・まとめ髪にするとレッスンに集中できる
・正しい首の位置が確認できる
その2 すぐに直せる注意から直す
その場で直せる注意をしっかり直し、
注意を覚えておいて、次のレッスンでは同じ注意をされないようにする。
その3 家でストレッチする
体が柔らかい方が滑らかに踊れます。
まずは、体のこりや歪みが少ないフラットな状態を目指しましょう。
クラスで習ったストレッチを家でもするのが効果的です!
バレエに焦りは禁物。
その人その人に合った注意を先生がくれます。
それを1つずつ丁寧に直して前に進みましょう。
大丈夫、正しく努力すればレベルアップできますよ!
バレエ用語集など
おすすめのバレエ本はこちらの記事で紹介しています ↓