バレエは覚えることが多くて、はじめはなにから手をつけてよいのか迷いますよね。
バレエを習って半年たつけど、あまり上手くなった気がしないのよね
バレエは難しく、なかなか進歩を感じられない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、
正しい努力をすれば、だんだん上手になるよ!
がむしゃらにレッスンを受けても、あまり上手くはいきません。
バレエ上達のために「やること」と「やらないこと」を知って、回り道をしないようにしましょう。
気になるところだけ見たい方は、目次から選んで飛べます↓
バレエが上手くなるためにやること
大人のバレエ初心者が上達するためにやると良いことを6個紹介します。
1個ずつ詳しく解説するよ!
正しい体の向きを覚える
なるべく早く身につけたいのが、正しいバレエの体の向きです。
バレエの体の向きは8つあるよ
正面を1番として、時計回りに45度ずつ8番まであります。
バレエでは体の向き(手足を出す方向)や進む方向を1番~8番で表します。
正しい体の向きなら綺麗に見えますが、間違った向きだとちぐはぐな印象になってしまいます。
あ、先生におへその向きをよく注意されるかも……
例えば、おへそが2番(右45度)向きの時に、半端な1番と2番の間を向いていたら、のっぺりして見えちゃうよ
プロのバレエダンサーの群舞は、ビシッとそろっていて美しいですよね。
あの一体感は、正しい体の向きを守ることで生まれます!
バレエ上達への1歩
バレエの体の向き8つを覚えましょう
バレエのポジションやレッスンの順番の覚え方など、基本をもっと知りたい場合はこちらの記事をどうぞ↓
解剖学的にバレエの体の使い方を学ぶ
バレエのパ(ステップ)を正しく行うには、体のどの筋肉や骨を意識すればよいのか知る必要があります。
例えば、プリエは内ももの筋肉がキーポイント。
プリエ=下がる→上がる
上がる時に左右の内ももを引き寄せます。
ただの膝の曲げ伸ばしではないです。
体の使い方を知らずに見様見真似で行っても、鍛えたい筋肉が育ちません。
プリエをただの屈伸運動にすると、前ももに力が入っちゃうよ
前ももが太くなったらイヤだわ
レッスンでバレエの先生が体の使い方を教えてくれますが、筋肉や骨の図を使った詳しい説明は基本的にありません。
レッスンの補足で、解剖学的にバレエの体の使い方を学ぶのがオススメです!
解剖学?
なんだか難しそうね
わかりやすいバレエのための解剖学の本がいろいろ出てるから、本を読むといいよ
初心者でも読みやすい解剖学バレエの本を1冊紹介します!
2022年8月1日発売の「体のしくみを知れば、踊りが変わる!解剖学バレエ・レッスン」です。
監修は、バレエ解剖学講師の佐藤愛さん。
プリエからグラン・バットマンまで、バーレッスンで必要な筋肉&骨をパごとに解説した本です。
本の内容を知りたい方は、こちらのレビュー記事をご覧ください↓
腕の美しさに注力する
大人バレエで上手く見えるポイントは、腕の使い方です。
足はがんばっているのに、なんだか体操っぽくなってしまう人は、腕のポジションと動かし方が正しくないことが多いです。
センターレッスンでは、足の動きに必死で腕まで気がまわらないのよね
腕を遠くへ引っぱることで綺麗な体のラインになったり、腕の動きがジャンプを助けたりするんだよ
なるほど
腕の動きは、足と同じくらい大事なのね
腕が美しく使えると、バレエらしさが一気にアップします!
足を高く上げるのは難しく、長い時間をかけて必要な筋肉を育てなければなりません。
それに比べて腕の美しい使い方は、意識すれば改善できる部分が多いです。
腕のポジションと動かし方が綺麗になると、見た目が変り、上達を実感できますよ!
家で腕のポジションと動かし方を練習してみよう!
慣れてくれば、センターレッスンでも自然に腕が使えるよ
家での練習にぴったりな動画を2個紹介します。
プロバレエダンサー ちあこさんの「美しい手のポジションを作るポイント」動画↓
バレエヨガインストラクター 三科絵理さんの「柔らかく見せるArmsの練習」動画↓
1回のレッスンで小さな目標を持つ
レッスンでいろいろ気を付けなくちゃ!って思うけど、動きを追うだけで精一杯なのよね
バレエのレッスンでは、注意することがたくさんあります。
あれもこれも気を付けなくちゃ!と思っても、なかなか上手くいきません。
注意点がたくさんあると、全部意識するのは大変だよね
そこでオススメなのが、1回のレッスンで小さな目標を持つことです。
先生によく注意される点を、集中して直すように意識しましょう!
そういえば、
アッサンブレで顔が下を向いてるって、よく先生に注意されるわ
じゃあ、次のレッスンの目標は、アッサンブレで顔が下を向かないことに決まり!
レッスンの目標例→アッサンブレで顔が下を向かない
足の動きも気になると思いますが、ひとまず顔の向きを全力で直しましょう!
よく先生に注意される点とは、
- 悪目立ちする部分
- 直さないとスムーズに動けないこと
アッサンブレで顔が下を向く癖が直れば、姿勢が良くなり、足の動きもスムーズになります。
小さな目標を持ってレッスンを受け、ひとつずつ丁寧に直す意識が大切です。
あせらず小さな目標をクリアしていけば、踊りが変化するよ!
家でストレッチをする
大人リーナの悩みといえば、体の硬さだよね
体がガチガチで、可動域が狭いのよねー
デスクワークや長時間のスマホ操作などで、体がこり固まっている方もいますよね。
日常的に姿勢が悪いと
- 首が前に出る
- 肩こり
- 猫背
- 骨盤の歪み
などの悪影響が出ます
体がこり固まっていると、バレエのレッスンで伸びやかに踊れません。
家でのストレッチが上達のポイントです!
体のこりや歪みが少ない状態を目指しましょう。
簡単なストレッチでOK
無理なくゆるゆる継続するのが大切だよ
バレエのレッスンで習ったストレッチを家でもするのが効果的です。
いきなり前後開脚などの難易度が高いストレッチをすると、ケガをする危険性があります。
リラックスして、体の伸びを感じられるストレッチをしましょう。
毎日、少しずつストレッチしてみるわ
家での練習にぴったりな動画を紹介します。
パーソナルトレーナー SAKIさんの【簡単】10分間で全身をほぐすストレッチ動画↓
プロバレエダンサーの全幕の踊りを見る
バレエは芸術であり、お芝居要素がある身体表現です。
プロバレエダンサーの踊りには、手を差し出す動きだけでも、そこに物語があります。
バレエ上達のためには、プロバレエダンサーの全幕の踊りを見るのがオススメ!
上質な舞台を見て、バレエの芸術性を普段のレッスンで意識できるようにしましょう。
そうね、
せっかくバレエを習ったんだし、プロの舞台を見てみようかしら
台詞がなくても伝わる身体表現や、細部まで美しい技術を見ると学びが多いよ!
日本の名門バレエ団を3つ紹介します!
1964年に創立。
古典の全幕作品から現代振付家の名作まで幅広いレパートリーを誇る。
1997年に創立。
2020/2021シーズンからは、元英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル 吉田都さんが芸術監督。
1999年に創立。
芸術監督は、元英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル 熊川哲也さん。
劇場まで行くのは大変!という人は、dvdなどの映像でも全幕の舞台を楽しめるよ
私が実際に見た一推しのdvdはこちら↓
マリインスキーバレエのドンキホーテ(2006年)
全幕を通して衣装も、ダンサーもみんな美しい!
特に夢の場が綺麗で、ぜひ見てほしい作品です。
バレエのdvd・ブルーレイ作品をもっと知りたい方は、以下の記事もあわせてどうぞ↓
U-NEXTでもバレエ作品が見られるよ
全幕だと「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」が見られます。
無料期間中に解約すれば月額利用料は発生しません!
気軽にバレエ作品が見たい方にオススメです。
現在は配信終了している場合もありますので、最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
無料体験&解約方法は、こちらの記事をどうぞ↓
https://l-balletblog.com/u-next-trial/バレエが上手くなるためにやらないこと
大人のバレエ初心者が上達するためにやらない方が良いことを2個紹介します。
他の人と比べて落ち込まない
私より後にバレエを始めたAさんが、どんどん上達してるのよ
なんだか落ち込むわ……
バレエを習っていると、他の人と比べて落ち込むこともありますよね。
バレエに熱心だからこそ、落ち込んじゃうんだよね
ですが、他の人と比べて落ち込むのは、もうやめましょう。
バレエ上達の妨げになりますし、楽しくないですからね!
自分と相手とでは、経験や能力の差があるかもしれないと考えよう
例えば、自分より後にバレエを始めた人でも
- ヨガを習っていて体が柔らかい
- 元剣道部で体幹が強い
- 弁護士で物覚えが得意
上記のように、バレエにプラスになるものを持っている人かもしれませんよ!
人それぞれ、経験も得意なことも違います。
そうね、人と自分を同じように考えるからしんどいのかも
比べても仕方ないわ、自分のレッスンに集中しなくちゃね
趣味のバレエでは、楽しむことを忘れないでね
ネガティブにならず、自分の体と向き合って上達しよう!
他の人と比べるのは、良いところをマネする時だけにしましょう。
自分のレベルより上のクラスを受けない
オープンクラスなどレベル別のクラスがたくさんあって、受けたいクラスを自分で選べるスタジオも多いですよね。
中級クラスは、大きいジャンプをしたり、回転するって聞いたわ
楽しそう!私もチャレンジしようかしら
ちょっと待って
クラスのレベルを上げるのは、今のクラスについて行けるようになってからだよ
バレエに少し慣れてくると、自分のレベルより上のクラスを受けてみたくなるかもしれません。
初心者クラスでは習わない大きなジャンプの組み合わせや、いろいろな種類の回転は魅力的ですよね。
でも、無理に難しいクラスを受けるとデメリットもあります!
グラン・パ・ド・シャなどの大きなジャンプは、華やかですがケガの危険性も……
レベルにあったジャンプを段階的に習うのが安全です。
回転についても、段階的に習いましょう。
見様見真似で行っても、正しい姿勢でなければ綺麗に見えません。
間違った癖がつくと、上達が遅くなってしまいます。
ピルエットは、正しい姿勢でルティレができるようになるのが先だよ
バレエ上達のためには、無理に上のレベルのクラスにチャレンジしないことが大切。
クラスのレベルを上げたい時は、先生に相談するのがオススメです。
無理は禁物ってことね!
少しずつレベルアップできたらいいわね
【まとめ】大人バレエ初心者が上達するために「やること」&「やらないこと」8選
バレエが上達したい大人の初心者向け「やること」&「やらないこと」8個をまとめて紹介します!
「やること」6個は、どれも少しの行動でできます。
これならできそう!というものを、ぜひ試してみてください。
「やらないこと」2個は、バレエを楽しく安全に行うためにも大切なポイントです。
どんどん新しいパに挑戦するより、あせらず基本を学ぶ方が上達の近道だよ!
バレエを習いたての方は、こちらの記事もあわせてどうぞ↓
レッスンの時のインナーについて詳しく紹介!
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