バレエのレッスンを続けてきて、先生からトウシューズを履く許可がもらえると嬉しいですよね。
トウシューズを履くのが目標だったの!
でも、どんな種類のトウシューズを選べばいいのかしら?
トウシューズは100種類以上売ってるから、はじめは迷うよね
この記事では
トウシューズ歴15年の私が、失敗しにくいトウシューズ選びのコツを紹介するよ!
バレエの先生から許可をもらってから、トウシューズを履きましょう。
気になるところだけ見たい方は目次から選んで飛べます↓
トウシューズの選び方 基本の流れ
トウシューズ選びの基本の流れはこちら!
- バレエの先生にアドバイスをもらう
- バレエショップでフィッティングする
レッスンでトウシューズを履くには、バレエの先生の許可が必要です。
先生にトウシューズを用意するように言われたら、どんな種類のトウシューズが良いか聞いてみましょう。
いつも指導してもらってる先生に足の形を見てもらって、アドバイスをもらおう!
先生のアドバイスをもとに、バレエショップでフィッティングすると失敗が少ないです!
トウシューズを選ぶときに知っておきたい「トウシューズ部位の呼び方」
トウシューズを選ぶときに知っておきたい「トウシューズ部位の呼び方」を解説します。
バレエショップでフィッティングするときに店員さんが使うかもしれないので、軽く覚えておくとスムーズです。
ボックス 足先を入れる部分(のり付けされている)
※のり付けの範囲はトウシューズの種類によって異なります
プラットフォーム 先端の平らな部分
クラウン トウシューズを横から見たときの高さ
アウトソール 靴底
シャンク 中敷きの内側の板(足裏を支える部位)
※中敷きとシャンクを合わせてインソールと呼びます
ワイズ 足囲
ヴァンプ 先端から履き口まで
初心者向けのトウシューズ選びのコツ
知り合いがトウシューズ選びで失敗したって言ってたんだけど、選ぶのが難しいのかなー?
失敗したくないよね
けど、
いいと思ったのに、レッスンで履いたら足に合ってなかった!ってこともあるんだよ
足に合うトウシューズを探して、失敗しながらいろいろな種類を試す人がたくさんいます。
バレエあるある
ポアントジプシー
なかなか足に合うトウシューズが見つからず、いろいろな種類のトウシューズを試す人のこと
※トウシューズをポアント(ポワント)と呼ぶことも多いです
トウシューズ選びのコツを知って、できるだけ失敗率を下げよう!
初心者向けのトウシューズ選びのコツを紹介します。
サイズは、普通の靴の1cm前後大きめを選ぼう
トウシューズを履くときは、多くの人がトウパッドを当てます。
\ トウパッド /
トウパッドの厚みがある分、トウシューズは普通の靴の1cm前後大きめを選びましょう。
バレエショップでフィッティングするときに、トウパッドも合わせて買うと間違いありません。
トウパッド
トウシューズ内で足を安定させる役割もあります
- ラバー
- ジェル
- スポンジ
- シリコン
など、素材はいろいろ
つま先にかぶせて、その上からトウシューズを履きます!
トウパッドを当ててトウシューズを履くと、つま先が保護されて痛くないよ
トウパッドが厚すぎると、トウシューズで立ったときの床の感覚が鈍ります。
バレエショップでフィッティングするときに、床をつま先で感じられるかチェックしましょう。
シャンクは柔らかめがおすすめ
トウシューズのシャンク(中敷きの内側の板)は、種類によって硬さが違います。
- 柔らかめ~硬めまで
初心者は、硬めと柔らかめ
どっちのトウシューズが向いてるの?
最初は、柔らかめのトウシューズがいいよ
硬めの方が立ちやすいのに、初心者向きじゃないの?
硬めのトウシューズは、サポート力が高くて初心者でも立ちやすいです。
しかし、硬いぶんドゥミがしにくく、足裏の筋力が強くないとスムーズに下りられません。
トウシューズに乗っかる立ち方はNGだよ
それに、スムーズに下りられないと踊れないからね
柔らかめのトウシューズの良い点は
- 自分で引き上げる訓練になる
- ドゥミがしやすいぶん、動きやすい
- トウシューズでドゥミする感覚をつかみやすい
はじめは柔らかめのトウシューズを履いて、慣れてから硬めを試すのがおすすめです。
最初は、日本のメーカーのリボン付きトウシューズでOK
トウシューズは日本のメーカーの他にも、たくさんの海外メーカーがあります。
主な海外メーカー
- グリシコ(ロシア)
- Rクラス(ロシア)
- カペジオ(アメリカ)
- ブロック(オーストラリア)
- レペット(フランス)
- ギャンバ(イギリス)
海外メーカーのトウシューズを試してもよいですが、リボンが付いていないものが多いです。
リボンが付いてないトウシューズなんてあるの!?
トウシューズ用リボンを買って、自分で縫うんだよ
リボンを縫うのは手間ですし、最初は日本のメーカーのリボン付きトウシューズでOK
日本の老舗メーカー「チャコット」と「シルビア」で初心者向きのスタンダードなトウシューズが販売されています。
まずは、それを試すのがおすすめです!
日本のメーカーなら、日本人の足に合いやすいしね
チャコットの初心者向きトウシューズはこれ!
日本の老舗メーカー「チャコット」のトウシューズから、初心者向きのものを2つ紹介します。
<スワニルダ>
柔らかめ&立つサポート力もあるトウシューズ
- インソールにアーチがついていて立ちやすい
- ボックスの広範囲がのり付けされていて安定感がある
- 甲が出やすいVカット
\ 24cm~はこちら /
<チャコット V101>
日本人の足に合いやすい、やさしい履き心地のトウシューズ
V101は、ロングセラー商品「ベロネーゼⅡ」のリニューアル版です
- ボックスののり付けが浅く、足が痛くなりにくい
- インソールが柔らかくしなり、足裏にフィット
- 初心者にも立つ感覚がわかりやすい
V101は私も履いてるよ
リニューアル前のベロネーゼⅡからのファン
軽い履き心地でストレスフリー!
V101最大の特徴は、ボックスののり付けの浅さです。
私が知る限り1番の浅さ!
わかりやすく、のりがない部分の布をへこませました↑
\ のり付けが浅いメリット /
トウシューズはバレエシューズと比べて硬く、圧迫感があります。
人によっては、のり付けの範囲が広いと足の両サイドが痛いことも。
のり付けが浅めだとサポート力は少し減りますが、楽な履き心地がよい人にはおすすめです!
\ 24.5cm~はこちら /
シルビアの初心者向きトウシューズはこれ!
日本の老舗メーカー「シルビア」のトウシューズから、初心者向きのものを2つ紹介します。
<シルビア サテントップ>
シルビアのベーシックなトウシューズ
- ソフトな履き心地のボックスで、足なじみが早い
- 足裏にフィットしやすい設計
- 安定感のある楕円形のプラットフォーム
<シルビア ネオチェリー>
足の弱い人でも甲が出やすいトウシューズ
- 土踏まずにシャンクがフィットし、安定した履き心地
- かかと部分のシャンクを薄くし、ぐらつきを防いだモデル
- 天然革を使用した足に優しいシャンク
トウシューズフィッティングに行こう!
トウシューズは、サイズ(長さ)の他にも
- ワイズ
- クラウン
- ボックス
などが足に合っているかチェックしなくてはなりません。
行ける範囲にバレエショップがあれば、ぜひフィッティングに行ってね!
バレエショップ「チャコット」や「シルビア」などでフィッティングできます。
フィッティングは、予約制のバレエショップが多いです
バレエショップのサイトをご確認ください
トウシューズフィッティングの流れ
フィッティングはバレエタイツを履いて行います。
以前は、バレエショップに試着用のバレエ靴下(タイツと同じ生地)があって借りられましたが、新型コロナの影響で置いてないことが多いです。
バレエタイツを履いてお店に行ってね!
- トウシューズを履くのは初めて
- トウパッドも合わせて買いたい
- 先生の指定があれば、その商品名
事前にバレエショップのサイトなどを見て、試着したいトウシューズがあれば、それも伝えましょう!
フィッティングって、実際にトウシューズで立つの?
バーにつかまって立つよ!
売り物のトウシューズだから、ドゥミはできないんだよ
トウシューズのフィッティングでは、リボンは結びません(売り物に折れ目がつかないように)
フィッティングでする基本的なこと
- 店員さんが足の形をチェック
- アテールでトウシューズを履く
- アテールでプリエ
- 片足ずつ立てる(ポアント)
- バーにつかまって両足で立つ(ポアント)
履き口が足にそっているか、ソールが足裏に合っているかなどを店員さんがチェックします。
トウシューズフィッティングの注意点
初めてのトウシューズなので、立ったとき(ポアント)の安定感やバランスはピンとこないと思います。
なので、注意点はシンプルに
痛いところ、キツイところがないかです!
フィッティングで短時間履いただけで、痛いところがあるトウシューズは避けましょう。
でも、トウシューズは痛いものだって聞いたことがあるわよ
足に合ったトウシューズなら、長時間履かないかぎり痛くならないよ
発表会の練習などで長時間トウシューズを履くと、足が痛くなることはあります。
ですが、足に合っていれば30分くらいのトウシューズレッスンでは痛くなりませんよ。
フィッティングで圧迫感や痛みが少しでもあれば、店員さんに伝えてね!
「トウシューズが、ちょっとゆるい?」
にも気を付けて
レッスンでトウシューズを履くときは、レッスンするなかで足のむくみがとれた状態です。
通常の足より小さくなります。
フィッティングで「ちょっとゆるい?」と思った場合、レッスンで履くとさらにゆるく感じるので注意してください。
【Twitterで聞いた】みんなの初トウシューズは?
Twitterで、バレエを習っている大人の方に「初トウシューズはなんでしたか?」と聞いてみました!
みんなの初トウシューズ気になるよね!
13人の方が教えてくださいました(6/24現在)
ありがとうございます!
子供のころにトウシューズを履いた方の初トウシューズは、廃盤になっているものもあります。
私の初トウシューズも、チャコットの廃盤「コッペリアⅡ」です。
回答の中から、
今、日本で買える(手に入りやすい)種類を発表します。
\ みんなの初トウシューズはこれ! /
ベロネーゼⅡ (チャコット) | 4人 |
サテントップ (シルビア) | 2人 |
ネオチェリー (シルビア) | 2人 |
バレリーナEX (ボンジュ Ballerina) | 1人 |
コード・アロンジェ (チャコット) | 1人 |
人気のスタンダードなトウシューズだね!
今回、Twitterで話題にあがったトウシューズメーカーをまとめました↓
日本の主なトウシューズメーカーです。
アビニヨン
東京
シルビア
札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡
綜芸
東京
チャコット
札幌、仙台、東京、横浜、千葉、埼玉、新潟、石川、名古屋、京都、大阪、兵庫、広島、愛媛、福岡
ボンジュ Ballerina
東京、千葉、名古屋、京都、福岡
【まとめ】初めてのトウシューズの選び方
先生からトウシューズを履く許可をもらったら、どんな種類のトウシューズが良いか聞いてみましょう。
トウシューズ選びの基本の流れ
- バレエの先生にアドバイスをもらう
- バレエショップでフィッティングする
初心者向きのトウシューズは、シャンクが柔らかめのもの。
リボンを縫い付ける手間がいらない、日本のメーカーのスタンダードなトウシューズがおすすめです!
フィッティングなしで初めてのトウシューズを決めるのは難しいので、フィッティングに行きましょう。
フィッティングで痛いところや違和感があれば、店員さんに伝えてね
足に合ったトウシューズなら痛くないよ
トウシューズは、初めに選んだ種類を履き続けることは少ないです。
レッスンを重ねて足裏が鍛えられたり、自分のバランスがわかったり、この先求める種類が変ります。
初めてのトウシューズは、基準になる1足です。
まずは、スタンダードなタイプで、足が痛くないものを探しましょう!
初めてのトウシューズ、楽しみだわ
いろいろ試着してみてね
いいトウシューズが見つかりますように!
トウシューズをもっと知りたい方は、こちらの本がおすすめです↓
- 101種類のトウシューズリスト
- シルビアでのフィッティングレポート
- トウシューズ工場見学
など、これからトウシューズを履く人が知っておきたい情報がくわしく書かれています!
新品のトウシューズを買ったら、足首部分にゴムを縫い付けます。
かんたんな付け方は、こちらの記事をどうぞ!